衣替えの時期を間違えない、コートや長袖にいつ替えたらいいかが分かる

2018年、衣替えの時期は、制服やユニフォームなどの切替えだけではありません。

年によってクールビズの時期は変わります。ネクタイを外す日にち、ネクタイを締めなければいけない日にちが違ってくるのです。

また、コートはいつから着るのがいいのか?街で浮かないように衣替えの時期は、過ごす場所によっても違ってきます。

この記事を読むと、そんな衣替えの時期を間違えずにすむようになります。いつから、どんな服を着ればいいのか、外さないファッションのコツなどがわかります。

衣替えの時期 幼稚園や学生の制服、企業や会社のユニフォームの場合

中学校や高校などの学校の制服、企業や会社などで支給されるユニフォームは、夏服と冬服の2種類が用意されることが普通です。この切替の時期は決まっており、6月1日と10月1日になります。

しかし、高校生や中学生の場合は衣替えの日にちをきちんと決めている学校もあれば、その日にちの前後に移行期間というのをもうけている学校もあります。

多くは6月1日の前後、10日間から15日間、つまり5月15日くらいから6月15日くらいまで、10月1日の前後、10日間から15日間、つまり9月15日くらいから10月15日くらいまで、という具合です。

学校によって違いますので、もしわからなければ学校に問い合わせるのが間違いないですね。

会社や企業のユニフォームなどの場合は、6月1日と10月1日に切り替えるというのが間違いないでしょう。不安であれば、会社に問い合わせてみましょう。

警察官の衣替えの時期は4回、制服は3種類

警察官の制服が3種類あるのをご存知でしたか?機会があれば、一度、自分の目で確かめてみましょう。

12月から3月までは冬服
4月から5月は合服
6月から9月は夏服
10月から11月は合服

サラリーマンの衣替えの時期、クールビズはいつからいつまで?

クールビズは元々、地球温暖化防止のためにとられた考え方です。部屋の室温を28度で過ごすことを前提に、エアコンで部屋を冷やし過ぎないようにするというのが狙いです。

そのため、ネクタイなどを外して過ごすことで、少し高めの気温設定を乗り切っていこうという趣旨です。

環境省の発表は、毎年4月下旬ごろにあります。2018年のクールビズ期間は5月1日から9月30日とされています。今回の環境省発表のページはこちら

ちなみに2015度は5月1日から10月31日となっており、時期に違いがありますので注意が必要です。厚生労働省の発表をチェックすることを忘れないようにしましょう。

クールビズが終わったらネクタイの着用を忘れないようにしましょう

子供服や大人の日常着の衣替えの時期は、その日の気温で決める

子供服や大人の日常着の衣替えは、おおよその気温をベースに考えましょう。

ただし、おしゃれの原則は、早めの衣替えです。ちょっと寒いくらいから半袖というのは恥ずかしくありません。上着などのアウターで調整するのがスマートです。

ちょっと暑いくらいの時期の長袖は、腕まくりがオススメです。遅めの衣替えは野暮です。街中では浮きますから注意しましょう。

気温による衣替えのタイミングや目安は?

おおよそ、以下のような目安で考えるといいでしょう。その日の天気予報で、最高気温を元にきめます。朝と夜の温度差がかぶる場合は、着たり、脱いだりすることを前提としたファッションにしましょう。

ジャケットやスーツの上着は基本的に着たり脱いだりしません。中にジレ(ベスト)を着ていれば脱いでも構いません。何故なら、イギリスやイタリアなどスーツの本場では、ワイシャツは下着と見なされているからです。

ですから温度調整は、カーディガンやコートなどで行ないましょう。

若干の誤差がありますが、だいたい以下のようなことが頭に入っていれば服を選ぶ時に迷わずに済むでしょう。

6度以下 かなり寒いので厚着しましょう。ダウンコートが必要です。
7度~11度 冬本番の気温です。冬物のコートが必要です。
12度~15度 軽めのアウターで調整できるように。長袖にジャケットやセーター。トレンチコートなどで温度調整しましょう。
16度~20度 長袖シャツに薄手のカーディガンやベスト、ジレなどを合わせましょう。
21度~25度 半袖と長袖の分かれ目の気温、襟のある長袖シャツなど
26度以上 カットソー、Tシャツ、ポロシャツ、大人なら長袖シャツの腕まくりがカッコいい。

東京の平均気温を見てみましょう。2015年から2018年の数字を、気象庁のホームページより抜粋しました。気象庁のホームページ

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2015年 5.8 5.7 10.3 14.5 21.1 22.1 26.2 26.7 22.6 18.4 13.9 9.3
2016年 6.1 7.2 10.1 15.4 20.2 22.4 25.4 27.1 24.4 18.7 11.4 8.9
2017年 5.8 6.9 8.5 14.7 20.0 22.0 27.3 26.4 22.8 16.8 11.9 6.6
2018年 4.7 5.4 11.5 17.0 19.8 22.4 28.3 28.1

だいたいの季節感に応じた服装がイメージできますでしょうか?

コートはどれくらいの気温で、いつごろから着るのかよいでしょう?

一般的な冬物のコートは最高気温が13度を下回るくらいか、もしくは、11月後半から12月の始めからと考えればいいでしょう。

さらに6度を下回るようであれば、ダウンコートなどのさらに厚手のコートがよいでしょう。

コートは脱いだり着たりするものです。朝晩で気温が低くなれば着るという考えで手にかけてでかけてでかけてもいいでしょう。

トレンチコートは、春と秋に着られます。13度から15度前後、春なら3月から4月、秋なら10月から11月が時期です

スプリングコートは13度から15度前後、もしくは、3月から4月の春が時期です。

ところでトレンチコートとスプリングコートの違いは何でしょう?素材も同じようなものが多いと思います。

違いがあるとすれば、それは色です。春は明るい色になります。ですから明るい色のトレンチコートはスプリングコートと考えるのがいいでしょう。

秋から冬にかけて、服のトーンは暗くなってきます。従ってベージュや黒といった感じの色になります。

トレンチコートを春に着る場合は、色のトーンで時期を考えましょう。薄いベージュは、冬から春への移り変わりの時期と考えればマッチします。しかし、黒のトレンチコートは春先には合わないでしょう。

冬から春へは、暗くなったトーンを明るくするようなコーディネイトが基本です。そう考えるとワンシーズンで2度も着る事ができる、ベージュのトレンチコートは重宝するアイテムの一つと言えますね。

衣替えの時期は地域によっても若干違う

衣替えの時期は、その地域の気温によって左右されます。

代表的な場所である、北海道、南の沖縄、福岡、そして大都市の東京を中心とした関東の衣替えの時期について見てみましょう。

東京をベースに考えると、九州などは1か月遅れ、北海道でも函館などの本州に近いところは、1か月早めの衣替えと覚えておけばよさそうです。ただし、沖縄や北海道の北の網走などについては、まったく別と考えたほうがいいでしょう。

私はデラウェアが大好きです。だいたい7月の下旬から8月の下旬にかけて食べる事ができます。スーパーで買う時に産地を見ると、島根、次に大阪、山梨、山形と移っていきます。

それと同じように、気温も大体1ヶ月から1ヶ月半遅れで南から北へ移動するのでしょう。桜前線や梅雨開けなどを見ても、だいたい気温の移り変わりは実感できるのではないでしょうか。

沖縄の衣替えの時期

3月中旬から半袖、4月からは日焼け止めが必要
5月からは梅雨にはいるので、雨を意識した服装
6月下旬に梅雨明け、暑さを意識した服装
8月下旬から台風を意識した服装
10月下旬から過ごしやすい気温、長袖を着ても良い時期、温かいが、来たり脱いだりできるものを羽織る
10月末まではプールに入れる
12月からは、上着はもって出かける。

こちらは、沖縄県の那覇の気温です。一番寒い2月で17度近くあるので、せいぜいカーディガンどまりではないでしょうか。気象庁のデータはこちら

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2015年 16.6 16.8 19.0 22.2 24.9 28.7 29.0 28.7 27.8 25.5 23.8 20.1
2016年 17.4 16.9 18.7 23.0 25.7 28.4 29.8 29.5 28.4 27.7 23.2 20.5
2017年 18.4 17.1 18.3 21.6 24.2 26.6 29.9 30.4 28.9 27.0 22.8 18.0
2018年 17.2 16.9 19.9 21.6 25.6 27.8 28.3 28.5

北海道の衣替えの時期

1月から3月上旬まではは厚着、手袋が必須。
4月から5月は、コートや上着が必要
6月中旬から下旬ごろから半袖。しかし羽織ったり脱いだりする上着は必要
7月中旬から下旬ごろが北海道で一番暑い時期。
8月上旬くらいまでは半袖を着る
9月 長袖のシャツや薄手のカーディガン、ベスト。
10月 ジャケットやセーターが必要。状況に応じてコート。
11月から12月 ダウンジャケットやコート、マフラー、手袋。

こちらは、本州に近い函館の気温です。一番暖かいのが24度くらいなのでクールビズの設定温度以下です。ネクタイをしても夏を乗り切れそうです。函館の気象庁のデータはこちら

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2015年 -0.9 0.1 4.3 8.3 13.2 16.6 21.0 22.2 18.2 11.0 7.3 1.8
2016年 -2.5 -1.3 3.0 8.0 14.3 16.0 20.3 23.7 19.5 10.9 3.7 0.8
2017年 -1.9 -1.0 2.0 8.2 13.4 15.8 22.5 20.3 18.1 11.8 5.2 -1.4
2018年 -1.8 -3.2 3.4 8.0 12.5 16.3 21.2 21.3

東京を中心と下関東の衣替えの時期

1月から3月 コート、3月以外はマフラー、手袋が必要です。
4月から5月 セーターやカーディガン、ジャケットなどで重ね着
6月から7月 半袖を着てもいい時期。
8月から9月 半袖がいい時期。
10月から11月 長袖のシャツや薄手のカーディガン、ジャケットやセーター状況に応じて、コート。
12月 コートが必要です。マフラー、手袋が必要な日もあります。

もう一度、東京の平均気温を見てみましょう。東京の気象庁のデータはこちら

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2015年 5.8 5.7 10.3 14.5 21.1 22.1 26.2 26.7 22.6 18.4 13.9 9.3
2016年 6.1 7.2 10.1 15.4 20.2 22.4 25.4 27.1 24.4 18.7 11.4 8.9
2017年 5.8 6.9 8.5 14.7 20.0 22.0 27.3 26.4 22.8 16.8 11.9 6.6
2018年 4.7 5.4 11.5 17.0 19.8 22.4 28.3 28.1

福岡の衣替えの時期

1月から2月 コート、マフラー、手袋が必要。
3月 ジャケットやセーター、状況に応じてコート。
4月から5月 長袖のシャツにセーターやカーディガンなどの重ね着
6月 そろそろ半袖
7月から8月 半袖
9月 そろそろ長袖
10月 長袖のシャツや薄手のカーディガン、ベストが必要です。
11月 長袖のシャツにジャケットやセーター、状況に応じてコート
12月 厚手のジャケットやコート、状況に応じてマフラー、手袋。

福岡の平均気温の気象庁のデータはこちら

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2015年 7.9 7.6 11.1 16.2 20.7 22.6 26.0 27.4 23.2 18.9 16.0 10.3
2016年 7.0 7.9 11.5 16.8 20.8 23.6 28.3 29.3 25.1 21.3 14.5 10.5
2017年 7.4 8.3 10.5 16.5 21.0 23.1 29.4 29.5 24.3 19.8 13.6 7.4
2018年 5.7 6.2 11.9 17.1 20.8 23.7 28.7 30.0

全国の気温と服装の目安を知るのに参考になるサイト

あくまで参考程度ですが、毎日の気温からどんな服装が適しているか教えてくれるサイトです。日本気象協会提供の日々の服装指数という数字が分かります。

服装指数は、朝晩や日中の予想気温からどんな服装が適しているか提案します。指数80以上は半袖で十分、指数30になると冬物の出番です。人により暑さや寒さの感じ方が異なるため、あくまで目安とお考えください。

日本気象協会の服装指数のホームページ

衣替え 時期に応じたスーツや背広は?季節の素材でスーツやワイシャツを替える

できるビジネスマンのスーツはきちっと決まっているものです。そして、できるビジネスマンは、スーツの素材を季節によって使い分けています。

服装は自分の為でなく、相手を不快にさせないためにするものと考えるのがビジネスマンの心掛けです。季節に合ったスーツを身に着けることで、取引先やお客さんに対して、礼儀を尽くしましょう。

スーツは通常、夏物と呼ばれるもの、冬物と呼ばれるもの、そして3シーズン(真夏以外着用できるもの)があります。

季節に応じたスーツの生地の選び方

その違いは、だいたい生地の目方で変わってきます。スーツをオーダーした人はご存知でしょうが、生地の目方とはメートル当たりの生地の重さが目安になります。

230g以下が夏物、360g以上が冬物、その中間が3シーズン用と考えておけばいいでしょう。夏物のスーツと冬物のスーツを触ってみればすぐに分かるくらいの違いがあります。

既成のスーツなら春もの、夏もの、秋もの、冬ものとシーズンごとにありますが、その違いは色々です。メーカーが春ものと謳っていても、夏や秋で着られる事もあります。

春夏ものの生地の素材の代表的なものは、以下のようなものがあります。春夏ものの生地は、織り方は平織といい、ざらっとした質感になります。

  • リネン(麻)
  • 綿
  • シアサッカー(凹凸のある綿)
  • ウール
  • モヘヤ(アンゴラヤギの毛)
  • シルクとウールと麻の混合

春夏もののスーツは、背抜きと呼ばれる、背中の裏地がないものがあります。背抜きは日本独自のスーツで、海外では背抜きのスーツは見かけません。

最近では、アンコンと呼ばれるスーツもあり、裏地を極力省いた作りのスーツもあります。アンコンのスーツは、裏地の代わりにスーツの生地を余計に使うのでやや高めの価格設定になります。

秋冬ものの生地の素材の素材の代表的なものは、以下のようなものがあります。秋冬物の生地の織り方は綾織(あやおり)といって、つるっとした、光沢感のある質感になります。

その他、織り方によってはツイードとかフランネルといわれる生地もあります。厚めの生地で、起毛させたりして質感が変わってきます。

  • ウール
  • カシミヤ

季節の変わり目である春と秋は、暑い気温から寒い気温、寒い気温から暑い気温と変わる事が違うだけで、温度帯は同じです。つまり、春物と秋物は同じ温度帯で着る訳です。

では、なぜ、春物と秋物は分けて考えるのでしょう。それは、季節の移り変わりの色の違いです。トレンチコートとスプリングコートの違いのようなものです。

ですからグレーのような色は春も秋も違和感はありません。しかし、秋物でトーンの暗いスーツは春には不向きです。少なくとも冬物より明るい色のスーツが春物に適しています。

また、秋物は、夏物より暗い色が適していると言えます。

素材感も大事で、春物は、夏に近い平織りのざっくりした生地感、やや凹凸感のある生地感が適しています。

一方、秋物は、冬物に近い綾織りの凹凸感のないスムーズな生地感が適しています。

薄手の綾織りの生地などは、春と秋の両方の生地感を兼用します。スリーシーズン向けのスーツの生地は、そういった生地感の物を採用しています。

ワイシャツの半袖と長袖の切替えの時期、夏物と冬物のシャツ生地の違い

6月1日までに半袖、10月1日までに長袖と覚えておきましょう。早めの衣替えはOKですが、遅めの衣替えはNGです。何度も言いますが、おしゃれの鉄則です。

ワイシャツの生地も夏物と冬物と違ってきます。スーツと同じように、生地の織り方や目方によって変わってきます。

夏の生地には、麻などをブレンドして、生地に素材感を出したりします。基本は平織りで、綾織りに比べて、風通しが良くなります。綾織りは、糸と糸の隙間が殆どなく、保温性が高くなります。

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