服の黄ばみが落ちない時、手順を変えるだけで驚くほど真っ白にできる

服の黄ばみはオキシドールで真っ白になります。黄ばみが強い場合は、オキシドールにアンモニアを1、2滴たらして使います。

袖、脇、襟汚れの黄ばみがあっという間に真っ白になります。

ただし、一つ気をつける事があります。それは、服の黄ばみを取る順序があると言う事です。

あなたの服の黄ばみがきれいにとれない原因があるとすれば、それは黄ばみを取る順番がまちがっているのかもしれません。

この記事を読むと、どのような順序で服の黄ばみをとれば真っ白になるのかがわかります。

上のように黄ばんだシャツも下の画像のように真っ白になります。(右側だけ漂白)

色付きの服でも、気になる黄ばみはこれできれいに出来ます。私の経験では、服の色が落ちるということはありません。気になるのであれば、目立たない場所で試してから行なえばいいでしょう。

しかし、既に黄ばみができて目立ってしまっているので、私は、気にせず漂白をしてしまいます。今まで色々な方法を試しましたが、この方法で、殆どの汚れが取れてしまいます。

服の黄ばみを取るには、まず黄ばみを覆っている皮脂を取り除け

黄ばみには、皮脂成分とたんぱく質成分と二つの汚れが混合しています。その為、黄ばみを取り除くには、二つの行程が必要です。皮脂を取り除き、タンパク質を分解して黄ばみを白くするという事です。

通常、黄ばみの表面は皮脂が覆っています。その為、黄ばみの皮脂部分を取り除くために、まず洗濯をします。いきなり漂白しても皮脂の汚れが邪魔をして黄ばみは白くなりません

また、皮脂だけとっても黄ばみはきれいになりません。黄ばみの元になるタンパク質を分解してやる必要があります。まずは順番として皮脂汚れをきれいにしましょう。

家庭用の食器用洗剤は、油汚れに効果が高いです。洗濯前に汚れにすり込んでおくと皮脂はきれいにとれます。

熱湯でつけ置き、皮脂をとってやるのも効果的です。煮沸する人もいるようですが、皮脂は取り除けても、変色した黄ばみ部分のタンパク質成分が逆に固まってしまい逆効果になります

熱湯を使う場合は、40〜50度が適温です。40度はだいたいお風呂の温度です。それくらいの温度が目安です。

黄ばみが強い場合は、ウタマロ石鹸や食器用洗剤を使っても効果的です。重曹やのはいった洗剤も皮脂や血液、母乳などの汚れを乳化して取り除く効果が大きいです。

クエン酸や酢などは洗濯に使う事がありますが、洗剤のアルカリ成分を中和する働きの為に使います。つまり柔軟剤のような役割です。

黄ばみそのものには効果がありませんが、石鹸カスや洗剤の残りなどのアルカリ性分を中和する事で取り除けますので漂白効果が高まる事もあります。用途に応じて使い分けてください。

服に黄ばみがつきやすいのは、服と体の接触する分です。袖や首回り、脇、背中にも黄ばみがつく事があります。それらには通常、皮脂が黄ばみの表面を覆っています。

これらの部分が黄ばみになり、取れにくくなるのは皮脂が黄ばみを覆っている為です。そして、皮脂を十分に取り除く前に、漂白しようとすると上手くいきません。

大事なのは、皮脂部分とタンパク質部分を分けて考えるという事です。

洗剤と漂白剤を混ぜて使うと効果が落ちます。諦めていた汚れも、行程を別々にすることで黄ばみは予想以上にきれいになります。黄ばみを諦めて捨てるまえにやってみてください。

服の黄ばみをきれいにする漂白剤の種類はこれだ

皮脂部分を取り除いた服の黄ばみを取るには、化学変化の力を使います。

黄ばみを白くするには、酸素系漂白剤やオキシドールを使います。塩素系漂白剤は強力ですが、次亜塩素酸ナトリウムが含まれており、服の色まで落としてしまいます。

また塩素系漂白剤は、服に残留すると服を痛めてしまいます。

キッチンハイターやキッチン泡ハイター、カビキラーなどを使う人もいるようですが、止めた方がいいでしょう。これらは次亜塩素酸ナトリウム(次亜塩素酸塩)が含まれていますので塩素系漂白剤と同じです。色物は特に使えません。

キッチンハイターやカビキラーを使うなら塩素系漂白剤を使ってください。ただし、色物に使うと色落ちしますので注意してください。

還元型漂白剤と呼ばれるものもあります。鉄分などが原因の黄ばみに効果があります。商品名では、ハイドロハイターなどがあります。

わきがなどにお悩みの方は、わきがの原因であるアポクリン腺からの汗に鉄分が含まれていますので、どうしてもとれない黄ばみは還元型漂白剤が効果がある場合もあります。

ただし、これも服の色素まで白くしてしまうので、白い服にしか使えません。

酸素系漂白剤は、色物の服にも使え、液体タイプと粉末タイプがあり、両方を混ぜて使うとより強力に作用します。

ただし、塩素系漂白剤と酸素系漂白剤を混ぜてはいけません。最悪、死に至るガスを発生させますので、絶対にしないでください。

混ぜていいのは、液体タイプの酸素系漂白剤と粉末タイプの酸素系漂白剤です。酸素系漂白剤同士なら混ぜても構いません。

私のお薦めはオキシドールです。オキシドールは過酸化水素水の濃度を低くして消毒などに使われる成分です。過酸化水素水を3%の濃度の希釈したものがオキシドールです。

オキシドールがよいのは、洗剤成分が含まれていない事です。つまり漂白に特化しています。

他の酸素系漂白剤は、洗剤が含まれていますので泡が立ちます。その為、漂白作用がやや弱くなってしまいます。洗剤も残ってしまうので洗えないウールには洗剤成分が残ってしまいます。

色物、柄物をはじめ、ほぼ全ての服の黄ばみにつかえるオキシドールを使わない理由がない

オキシドールは、 綿、麻、ウールなどの毛、ポリエステルや色物、柄物、何にでも使えます。プリントものやグレーの服、私の知る限り、クリーニングでも使われています。

また、もともと殺菌消毒薬なので、服を殺菌消毒するようなものです。オキシドールは放っておけば揮発しますので、乾いてしまえば、新生児や小さい赤ちゃんの衣服、ドール服、ベビー服などに使っても安心です。赤ちゃんが使う人形の服が黄ばんだ際にも安心して使えます。

このオキシドールを1対1の水でさらに希釈します。2倍に希釈します。私は原液をそのままつかっています。効果はその方がもちろん高くなります。初めて使う場合は希釈してつかうことをお薦めします。

さらに漂白効果を高めたければ、アンモニア水を1、2滴たらします。

後は、オキシドールを黄ばみにしみ込ませるだけです。

オキシドールを服に塗布するには、歯ブラシを使ってください。綿棒などではよくしみ込みません。使い古しのもので結構なので歯ブラシがお薦めです。

オキシドールを塗って乾かすと、黄ばみは取れても、服によっては汗ジミのようなうっすらとした茶色いシミが残ってしまう事があります。その為、オキシドールを塗った後に霧吹きなどで全体を湿らせてやります。

染みてきますので、下にタオルなどを敷くとよいでしょう。

こうする事で、オキシドールが適度に広がり、シミが出来なくなります。

汗ジミなども、霧吹きで汗を分散させてやるとシミになりにくくなります。スーツなどは、一日の終りに脇などに霧吹きをかけてやると脇の汗染みができなくなります。

オキシドールによる漂白は、熱によって化学変化が活性化します。つまり、漂白したい所に暖かい風をあててやると効果が高くなります。

その為に、ドライヤーなどを使って温めてやると黄ばみを白くする効果が高くなります。アイロンでも構いません。私はアイロンが使える場所はアイロンを使います。

これを白くなるまで繰り返します。アイロンを使うと目に見えて白くなるのが分かります。温度は低めに設定してください。

また、アイロンを使う際には、色移りが起きないように、漂白する服の下にタオルなどを敷いてください。

繰り返しやれば、徐々にでも白くなりますので、焦らずに繰り返し漂白してください。

服に黄ばみを作らない為には、制汗剤を見直そう

服に黄ばみを作らないためのコツがあります。まず、服の黄ばみで悩んでいる人は、制汗剤(デオドラント)を使わない方がいいということです。

汗を気にする人ほど、制汗剤を使います。

しかし、この制汗剤が黄ばみの原因になっている事が多いのです。そして、制汗剤の量を増やす事で、さらに服に黄ばみを残してしまうという悪循環を繰り返すのです。

私は汗をかきますが、殆ど制汗剤を使いません。しかし、たまに使う事がありました。夏の暑い日で汗をたくさんかきそうな日です。

そして、その日に着たシャツがあり得ないくらい黄色くなっていたのです。

私はいままでそこまで服が黄ばんだ事がありませんでした。そして、制汗剤を付けた時と、付けなかった時と比較して見ると、結果は明らかでした。

制汗剤を付けると服が黄ばみやすくなります。これは、わきがの治療で有名な五味クリニックの五味先生も自信のホームページで指摘されていました。

ただし、制汗剤によっては黄ばみのできないものもあるようです。これは、自分の体質とマッチするかどうかという事らしいです。

ですから、同じ制汗剤で、黄ばみになる人とそうでない人がいます。また、服に黄ばみが出来る人でも、黄ばみにならない制汗剤もあるということです。

制汗剤を使いたいという人は、自分にあった制汗剤を探しましょう。もし制汗剤を使って服が黄ばむのであれば、しばらく使用を中止してみてください。

それで、服が黄ばむ事がなくなったとしたら、その原因は制汗剤です。

制汗剤の替わりになる、服の黄ばみの予防グッズ

私のお薦めはシッカロールです。黄ばみが出来やすい所にシッカロールを塗ってやります。

色物の服にはちょっと白っぽくなってしまいますが、きちんと払ってやれば気にならない色や柄もあります。洗濯が出来ないジャケットやワンピースには塗らない方がいいでしょう。

服の脇部分や襟、袖などに塗ってやります。

シッカロールは汗を吸収します。黄ばみの原因を吸ってくれるので洗濯で簡単に汚れが落ちます。

脇には使い捨ての脇パットを使います。制汗剤を使う替わりにこの脇パットがお薦めです。汗を適度に吸ってくれますので、シャツや下着に付ければ、ジャケットやワンピースまで汗が染みません。

結果、ジャケットやワンピースなど、洗えない服の黄ばみ防止にもなります。

衣替えなどや衣服の保管や収納は、こうすれば黄ばみに悩まされない

衣替えなどで暫く放置していた服や、着ていなかった服をクローゼットやタンスから出したら黄ばみがついていた、という経験はありませんか?

服に付着した皮脂は、空気に含まれる酸素に長い事触れる事で徐々に黄ばみに変化していきます。ただ経年しただけでは黄ばみにはなりません。黄ばみの原因である皮脂がきちんととれていないばあいがよくあります。

見た目にはキレイでも、皮脂が服についたままと言う事がよくあります。

服を長期に保管する場合などは、肌に直に触れる下着やシャツはきちんと洗濯をして、皮脂を落としておきましょう。ジャケットやワンピース、素材によって洗えないものは、皮脂が服につかないように予防しましょう。

特に首回り、袖、脇は汗などとともに皮脂が付着しやすい部分です。脇には使い捨ての脇パットを下着に付ける事で予防できます。首回りは、ジャケットはできるだけ襟のついたシャツで首がジャケットに直につかないようにします。

ジャケットなどの袖も、中に着るシャツの袖を長くして、ジャケットの袖から見えるようにします。おしゃれ的にも正しい長さですし、見た目もかっこ良くなります。

またドライクリーニングは皮脂や油汚れなどはキレイに落ちますので、長期保管の前や、洗えない服などはドライクリーニングできれいにしておきましょう。

先日、クローゼットから出した夏物のスーツのポケット部分に黄ばみが出来ていました。お気に入りのスーツです。

薄めた洗剤などを軽く付けて、水を含んだタオルなどで表面の皮脂を取り除きます。

オキシドールとアンモニア水の混合液を付け、霧吹きでぼかします。

アイロンで熱を加えます。

これを繰り返します。熱を加えると、効果が高いです。

柄の部分ですが、黄ばみ部分だけがきれいになります。

まとめ

  1. 服の黄ばみを取るには、まず皮脂を取り除き、服を漂白する2段階で考える。
  2. 皮脂を取るには、家庭用洗剤などが効果的
  3. 服を漂白するのは洗剤成分のないオキシドールを使うのがいい。
  4. 黄ばみの原因の皮脂汚れを服につけないよう、服と肌が直接触れないようにする。
  5. 服を長期に保管する際には、皮脂汚れをきちんととってから保管する。

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