野菜嫌いの子供は、カゴメが実施した調査によれば、子供の約6割が該当するようです。 ルクーゼの実施した調査では7割が「嫌いだった」と答え、ある市町村で実施した調査ではその数字は5割でした。
子供の野菜嫌いは、幅がありますが、二人に一人くらいの割合で親を悩ましているようです。
親の意識としては、栄養バランスが崩れることや、将来、子供に偏食が出てくることを心配しているようです。便秘がちな子供さんに野菜を食べさせて改善したいと願うお母さんも見えます。
そこで、多くの親御さんが、子供の野菜嫌いを克服するためにしている料理や献立の工夫や 最終的に、どのように子供が野菜嫌いを克服したか、それでも野菜嫌いが克服できない場合に何をすべきか それぞれについてまとめてました。
目次
野菜嫌いの子供の親が工夫しているメニューと子供に人気の食事
子供に野菜を食べさせるためによく使われるメニューで、子供に人気のあるのは カレー、ハンバーグ、トマトソース・ミートソースだそうです。
カレーは香辛料のおかげか、野菜の味をうまく隠してくれるようです。 ハンバーグは、大好きな子が多く、フードプロセッサーやブレンダーでわからないくらい細かくすればほとんど気づかれないようです。
トマトソース・ミートソースというのは、この料理も煮込んで野菜の味がわかりにくくなるのが子供にとって食べやすい理由のようです。
こどもは、どんなに細かく刻んだ野菜でも、料理にそれが入っていると、見事に察知してしまうようです。 ということは、できるだけ味付けに工夫をすることが成功の秘訣のようです。
その他、野菜嫌いの子供が比較的食べてくれるおかずやおやつとして良く紹介されるのが、以下のようなものです。
- ケーキ
- お鍋
- 餃子
- 味噌汁
- お好み焼き
- コロッケ
- スープ
- ホットケーキ
- ドライカレー
- グラタン
サラダにかけるドレッシングで野菜嫌いの子供が野菜を食べるようになったという話もあります。「ピエトロ」のドレッシングを野菜嫌いの子供に試してみる方もいるようです。
このドレッシングは、有名なエピソードがあります。福岡県の天神でオープンしたパスタレストランで、前菜に出していたサラダが野菜嫌いの子供や、野菜を全く食べなかったご主人でもたべられるようになったという主婦のお話です。
マヨネーズを野菜に付けて食べさせたら、一気に野菜が食べられるようになったというお母さんの声もあります。是非、試してみましょう。
子供の野菜嫌いを克服する工夫としては、やはり味覚が重要な位置を占めているようです。
子供の野菜嫌いの統計データからわかること
子供の野菜嫌いは、いつからいつまでに多いのでしょう?
多くのアンケートデータからわかるのは、2歳くらいから中学生くらいまで一定数の子供が野菜嫌いのままでいるということです。
つまり、野菜嫌いは、何かのきかっけや努力によって克服できますが、黙っていればいつかは食べられるようになったというものではないということです。
では、子供はどんな野菜が好きで、どんな野菜が嫌いなのでしょう。 嫌いな野菜の一位は、どこの調査でも「ナス」のようです。 一方、好きな野菜の一位は、どこの調査でも「トウモロコシ」です。
興味深いですね、子供の味覚は似通っているのでしょうか? そして、親が食べさせたい野菜の一位もほぼおなじで「ほうれん草」です。
ほうれん草を食べさせたいのは、恐らく子供の鉄分不足を心配しているのでしょう。
こういった調査から子供の野菜嫌いの理由をさぐると、なぜ、子供が野菜を食べないのかの原因が見えてきます。 それは、味に特徴がある、はっきりした味である野菜が苦手の子供が多いということです。
子供自身も味や食感が、野菜が食べられない理由の一つであると回答しています。
トウモロコシは甘いから好きな子供が多いのでしょう。
じゃがいもの好きな子供は多いようですが、これはじゃがいも自身にはっきりした味がなく、色々な味付けがしやすいからではないでしょうか。ポテトチップスなんかもそうですね。味がたくさんあります。
一方、ナスなどは、細かく切ってカレーなどに混ぜたりしにくいので、味をごまかすのが難しいのではないでしょうか。
続いては、臭いや見た目が影響するようです。 味をわからなくするためにカレーやハンバーグなどにいれるのは理にかなっています。
食感も影響があるのであれば、細かくしたり、すり下ろしたりすることも有効でしょう。これらは同時に見た目もわからなくすることができます。
カレーが一番野菜嫌いの子供に受け入れられるのは、味、食感、臭い、見た目をクリアしているからではないでしょうか。
野菜嫌いの子供は、なにかのきっかけで克服できるようになる
Q&Aサイトなどを覗くと、野菜嫌いの子供がどうやって克服したのかという話が数多く紹介されています。一例を挙げますと以下のようなものがあります。参考にしてください。
- 幼稚園などに入って、集団でご飯を食べるようになったら野菜を食べるようになった。
- 中学生になって食べ盛りになり、野菜を残して、お腹すいて眠れないよりは嫌いな物でも食べた方がましと考えるようになった。
- お弁当を一緒に作って、外で一緒に食べるようにしたら野菜嫌いが少なくなっていった。
- 一緒に食事を作るようになったら、食べられる野菜が増えてきた。
- トマト嫌いだったが、家庭菜園で子供に作らせたら、自分から食べるようになった。
- ラーメンのネギは残していたが、チャーハンに入れたら食べるようになった。それからネギを普通に食べるようになった。
- にんじんを有機野菜に変えたら、甘いから食べるようになった。
- トマトのどろっとした食感が苦手のようだったので、冷凍したものを出したら食べられるようになった。
子供が嫌いな野菜について、子供自身に、味が嫌なのか、それとも食感が嫌なのか、臭いや見た目がダメなのか、詳しく聞いてみるといいと思います。それぞれにあった突破口が見えてくるのではないでしょうか。
例えば、キャベツなどは包丁をいれる方向で食感が変わってきます。柔らかな食感は、繊維と直角に切りますし、シャキッとした食感は繊維に沿って切ります。
同じ人参でも、有機野菜とそうでないものは明らかに味が違います。有機野菜のにんじんなら甘みも強く、子供も食べられるかもしれません。
どこにヒントが隠れているか分かりません。一度食べられるようになると、それが成功体験として残り、味や食感が変わっても食べられるようになることがあるようです。
まずは、食べる事ができたという達成感が大事のようです。それを目に見える形で見せてあげるのも効果的ではないでしょうか。
細かく刻んで、あるいはプロセッサーなどでつぶして形がわからなくなった野菜でカレーを作り食べさせます。そして、後から野菜の原型を見せ「これを食べたんだよ」と教えてあげるのです。
野菜嫌いの子供がそれでも食べないときに親が考えるべきこと
子供の野菜嫌いを何とかしたいと思うのが親の気持ちですが、一方で、子供の立場でものを考えることも必要です。
野菜が食べられないのは、何らかのアレルギーが原因ということもあるからです。特に、野菜を食べさせると吐いてしまうような場合、子供がそういう体質かもしれないということを考えてあげることが必要です。
野菜がダメなら、サプリメントで栄養を補いながら、徐々に克服していく道を探ってもいいと思います。焦りすぎると、子供が余計に野菜嫌いになってしまったり、かたくなにご飯しかたべなくなったりすることもあるようです。
まずは飲みやすい青汁や、スムージー、野菜ジュースなども選択肢にいれながら、野菜が食べられなくても栄養バランスが崩れない工夫をしましょう。
気長に挑戦することで、お母さんも精神的に気楽構えることができるようになります。
野菜が食べられない子供に親ががっかりしたりすると、子供は敏感に察知します。
自分は愛されていないと勘違いする子もいるようです。それが、さらなる野菜嫌いに拍車をかけることにもなりかねません。子供にもよい影響を与えるよ努力が必要です。
野菜を食べたら、子供にとってどんないい事があるのか、それを上手に伝えるのが成功の秘訣のようです。このツイートのマンガはとても参考になるよい例だと思います。子供が野菜を食べると、子供にとってどんないい事があるのでしょう?
コミティア120で配布した空想ごはん漫画 : ふくちゅう(腹中)ワンダーランド: pic.twitter.com/wbb57DdhV6
— トミイマサコ (@tomidoron) 2017年5月30日
野菜嫌いの子供の為のレシピ本、子供はすっぱい味と苦い味が苦手
最後に、いくつか野菜嫌いの克服に役立つかもしれないレシピ本を紹介しておきます。子供は酸っぱい味と苦い味が苦手と言われています。
そのことは、複数のフードコーディネーターの人が述べていますので間違いないのでしょう。そして、この本の中にも同じような事が書かれています。
この「野菜嫌いがなくなる!超カンタン!離乳食」という本は、赤ちゃんの離乳食についての本ですが、どのように調理すれば野菜嫌いの子供も食べやすい食感になるのか、どのように味付けすれば野菜嫌いの子供もおいしく食べられるのかについて詳しく書かれています。
ですから、レシピ自体は離乳食ですが、そういう意味では非常に参考になる本です。
例えば、子供の鉄分不足を補う「ほうれん草」。子供がほうれん草を苦手とするのは、繊維が多いのが原因のようです。
繊維を縦横に断つ事で、子供が食べるイライラを解消し、「とろみづけ」をすることで劇的に食べやすくなるそうです。そして、ほうれん草の青臭い味を消すには、牛乳を加える事で解消するようです。
野菜毎にそういったコツが紹介されており、具体的で分かりやすいものばかりです。
そして、「好き嫌いをなくす幼児食―心に栄養、頭に栄養」という本も、レシピ数が多く、主菜や副菜の組み合わせなど豊富で、メニューを考えるのも楽になるくらい便利な本です。
インターネットで調べると野菜嫌いの為のレシピはたくさん紹介されていますが、専門家の書く本は、そのどれにもないようなレシピが載っています。
色々と調べてなかなかレシピが思いつかないというような場合、一度試してみる価値があると思います。
子供の野菜嫌いの克服には、野菜の味や食感が原因である事が多い事を考えれば、味付けや食感を変える野菜の切り方、いろいろと参考になる事が多いです。
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