ホームベーカリーで焼いたパンをカチカチにしない3つの保存方法

ホームベーカリーで焼いたパン、できたてのパンを食べるのは至福の喜びです。

しかし、そのおいしいパンが翌日にはカチカチになったという経験はありませんか?我が家でもそのような失敗を繰り返しました。

せっかく、自宅で焼いたパンですから、最後までおいしく食べたいものです。我が家では色々と調べて実践した結果、翌日でもミミまで柔らかいパンを食べる事が出来るようになりました。

そこで、ホームベーカリーで焼いたパンの簡単な保管方法の3つを紹介します。

しっかり粗熱を取ってから、必ず袋にいれて保存する

焼きたてのパンは表面の水分が飛んで、外側はパリッと、中はしっとりとしています。時間の経過と共に、中の水分が、外にでてきてしっとりしてきます。

しかし、そのままの状態が続くと、中の水分が、殆ど外へ逃げてしまいます。

ですから、パンの保存は袋などに入れて、水分を逃さない事が必要です。

しかし、焼きたてのパンを袋に入れると、今度は袋に水滴がついてべっとりしてしまいます。

ですから、袋に入れる前にしっかり粗熱を取るか、まだ温かいうちは、袋の口を開けて熱が逃げるようにしておきます。

手作りパン屋さんで焼きたてのパンを買った時、パンをビニール袋に入れてくれるお店では「粗熱が取れていないので、袋の口を開けておきます」と言ってくれるはずです。

パンにとっての乾燥は、劣化と同じ意味ですので、出来るだけ早く密封して乾燥を防ぐことが必要なのです。

我が家では1日から2日で食べきってしまうので、パンケースに保存していますが、しっとりしたパンのまま保存できています。

重要なのは、できるだけ早く密封保存するという事です。

作ったその日に冷凍する

せっかく自宅で作ったできたてのパンを冷凍する、と聞くともったいないと思うかもしれません。

しかし、すぐに食べないのであれば、作ったその日に袋に密封して冷凍するのが、一番おいしく保存できます。

ジップロックなどに入れて保存し、食べる時に30秒から1分程度温めてやるか、トースターなどで軽く焼いてやると、出来立ての味がよみがえります。

パンは、放っておくと水分が蒸発します。パンのおいしさはこの水分が重要です。

食べる分はすぐに食べてしまい、翌日に残すのであれば冷凍してしまうことで、パンの水分がきちんと残った状態で保存されます。

日にちが経過してから慌てて冷凍すると、パンの中にある水分が飛んだ状態で冷凍されてしまうので、逆にパサパサになってしまう場合があります。

食べきれないと分かっていれば、早めに冷凍するのもコツなのです。

また、冷凍するとパサパサになってしまう原因の一つに、しっかりと袋にいれていないというのもあります。ジップロックなどで口をしっかり閉じるとパサパサになるのを防ぐ事ができます。

真空のパンケースを使って保存する

どうしても冷凍したくないが、もう少し長くパンを保存したいと考えるのであれば、真空パンケースを使うのも方法です。

ご存知の方は少ないですが、市販のパンは、今の技術では殆ど保存料を使っていません。

でも、市販のパンは封を開けなければ、常温で数日は保存できます。保存料もつかわずにどうしているのでしょう?

その方法とは、非常にクリーンな雑菌のいない状態でパンを作り、それを密封しているのです。雑菌がいないということも大事ですが、新たに雑菌をいれない密封ということもパンの保存に重要な役割を果たしています。

そこで、自宅では真空に近い状態を作るパンケースを使う事で、常温での保存を延ばす事が出来ます。

容器は2000円から4000円程度で購入できます。

容器と蓋の間にパン屑がつかないように注意してパンを容器に入れた後、専用の真空ポンプで中の空気を抜けばいいだけです。

少し面倒ですが、パンの鮮度を落とさずに、おいしいまま保存する事が出来ます。

まとめ

  • 粗熱を取ってから、出来るだけ早く袋に入れて保存する。
  • 熱が残っている場合は、袋の口を少し開けておく。
  • すぐに食べない分は、焼いたその日に、袋に入れて冷凍する。
  • 冷凍が嫌な場合は、真空パンケースを検討してみる。

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