婚活に疲れた30代、40代の男女がお寺を尋ねる理由

婚活に疲れる男女は30代、40代に多いと言われています。年齢的な問題もあり、気持ちが焦っているからでしょうか。

女性は特に出産が念頭にあります。我が家のママもそうでした。「女には賞味期限がある」が口癖でした。

婚活といえば、私が今のママと結婚を決めたのは、この人と一緒に幸せを作っていこうと考えたからです。ママは完璧でもなく、料理もお世辞にも上手な訳ではありませんでした。

私は、この人となら幸せになれる、と思って今のママと結婚したのではありません。この人と幸せを作っていこうと決めて結婚をしたのです。

もし、あなたが自分で幸せを作ろうと考えて結婚を考えているなら、幸せにしてくれる理想の相手を探すべきではありません。一緒に幸せを作ろうと思える人を探すべきだと思います。

ネットやパーティーで婚活に疲れた時、ちょっと今までと違う事を試してみましょう。

その答えが臨済宗妙心寺派のお寺にあるかもしれません。そのお寺の僧侶さん達が始めた「吉縁会」というお寺での婚活です。

ご住職の「吉縁会でご結婚された方がお子さんを連れてお参りに来てくれました。」という言葉が、何を目的にお寺で婚活の場を提供しようとしているのかがわかります。

婚活疲れの男女に共通する原因は、理想の未来ではなく、理想の人を捜してしまう事

婚活に疲れた男女のお話には色々あります。例えば、周りの友達が幸せそうなのを見ると耐えきれないというような話。

婚活パーティーや、婚活アプリ、結婚相談所などでお断りされたり、自分に興味を持ってくれる人がまったくいないというような話。

これは、自分を幸せにしてくれる理想の人を探してしまうが原因です。

一度、反対の立場で考えてみましょう。あなたが理想の相手を見つけたとして、あなたはその相手を幸せにする自信がありますか。

婚活に疲れたら、ちょっと発想の転換をしてみませんか。頭をリフレッシュして、婚活を別の角度から考えてみましょう。

まずは、どんな理想の生活があるでしょうか。自分がわくわくするような理想の生活を考えてください。

周りの友達が幸せそうなら、それを参考にしましょう。そして、周りの友達は、今のパートナーが理想のパートナーだったから幸せになったのでしょうか?それを考えてみましょう。

おそらく、その友達は誰と結婚しても幸せになれたのだと思います。その友達は、理想の未来を、今のパートナーと一緒に歩んでいく事を決めたからだと思います。

一緒に、ともに幸せを目指すパートナーを探す。目指すのは理想のパートナーではなく、理想の生活です。あなたが考えるのは理想の生活です。

私の経験で恐縮ですが、私が辛い時や、自分の仕事が上手くいかなくても、今のママなら一緒にいてくれると思ったのが、ママと一緒になろうと思ったきっかけです。

私の理想の未来があって、今のママとならそれが実現できると思ったのです。

婚活疲れの男女が妥協をしなくて済む方法は、探し方を変えること

理想の人を年収などで判断しようとすると、それは5分程度で済む話しなのかも知れません。しかし、人との出会いは5分程度では判断できません。

婚活疲れの男女が「妥協」という言葉を使うとき、それは人の表面的な判断材料を「妥協」するということに過ぎません。

自分が理想と考えている事は、ただ自分を縛っているだけのことかもしれません。

そうした状況を変えることで、「吉縁会」というお寺の婚活の場では、連絡先を教えたい相手には、必ず教えることが出来る形を取っているそうです。

表面的な年収や学歴などは置いておいて、まずは人と人と実際にふれあってみると言うことでまずは知り合ってみるという事をスタートに考えるようです。

最初に条件をつけて相手を捜すと、いつかの段階でそれは必ず妥協になります。100%の理想などあり得ないからです。

しかし、「あばたもえくぼ」というくらいで、最初に精神的に落ち着ける相手、好感の持てる相手、一緒にて楽しい相手と出会う事が最初にくれば、ほとんどの事が「許容」という言葉で収まってしまいます。

それが、この人となら一緒に幸せな生活を築いていける、という気持ちに変わっていくのだと思います。

妥協を恐れる事で、出会いの場を狭めているのが婚活疲れの原因です。

私は、今のママの貯めた貯金を一瞬でなくしてしまうバカな事をしました。しかし、今では、その何倍ものお金を稼ぐ事が出来るようになりました。私が失敗しても、私が仕事で上手くいかなかった時も、いつも一緒に励ましてくれたからです。

当時の私が婚活したら、「年収」の額で一瞬にして撃沈した事でしょう。しかし、今のママは一緒に私の「年収」をあげてくれました。

年収なんて、後から上げったり下がったりするものです。それは、その人を判断する材料にはなりません。

理想と考えていた年収1000万円の人がリストラで職を失ったらどうしますか?それでも一緒にがんばろうと思える人でなければ、その人との結婚生活は終りです。

婚活疲れをリフレッシュするためにも、パーティーの場所をお寺に替える

「吉縁会」というお寺の婚活会は、静岡、東京、名古屋、岐阜、大分のそれぞれの地域にあるお寺で年4、5回催されます。今のところ、新規での対象年齢は25歳から45歳ということです。49歳までの方が参加されているそうです。

お寺は、お金のかかる婚活活動に疑問を持った住職が、1回3000円程度という金額で始めました。その理念は、「幸せな結婚とは、この人と決めた人と幸せを作っていく」ということです。

1回3000円程度という金額から分かる通りに非営利の活動です。ですから、今まで経験してきたような婚活サービスは受けられません。

どういうことかというと、自分で動かないと何も手に入らないと言うことです。理想の相手をデータベースに登録して、マッチングした人を紹介してもらえるというものではありません。

ただ、結婚を望む男女が集まる場を提供してくれ、時に住職が相談に乗ってくれるという事です。それも、自分から相談しなければ答えは返ってきません。そして、希望さえすれば、だれにでも連絡先を教える事ができます。

理想の相手を捜し、婚活に疲れている人は、心の中では、どこかで理想の相手から声をかけられることを期待しています。

そんな習慣を変える意味でも、このようなお寺での婚活を始める事は、自分自身の変化のチャンスでもあります。

お寺での婚活という事で、真面目な人は集まります。いい加減な人は来ません。きっとお寺と言うイメージがあるためでしょう。

実際に、住職がマナーの守れない会員にはきちんと叱るそうです。

たくさんのお金を払って婚活サービスを受けている人には、このようなことにはならないでしょう。こんなにお金を払っているのに何だ!ということになるからです。

そういう意味でも、真剣な人の集まりの場になっているのだと思います。

婚活に疲れた人は、一度、ホームページを訪れてみてください。あなたにとっての理想の結婚とは何か、ということから考えが変わることでしょう。

吉縁会のホームページ
http://www.kitien.com/

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