ダイエットの敵は空腹ではない

今回は自戒の念も込めての記録である。これは、ダイエットの敵は空腹ではないということに気づいた話し。ちょっとした工夫で、ダイエットが楽になり、我慢をする事無く、ウエイトをダウンさせる事ができるという話しだ。

だんだんと暑くなってくると、服装も軽微なものになってくる。服装が軽微になると、肌の露出が増え、それによって自分の体型が露となってくる。

例えば、冬の服になれば最終的にはコートを着る。コートは体型を完全に隠すので、サイズ感さえ間違えなければコート姿は簡単に決まる。簡単にかっこ良く見せるアイテムなのだ。

しかし、夏はそうはいかない。腕や脚を露出させ、生地も薄くなる。腹が微妙に出ているだけですぐに分かってしまう。ということで夏という季節をきっかけにダイエットを始める人は多いはずだ。そして、自分もその一人な訳である。

年を取るとカロリー消費が著しく落ちる。というより動くのが面倒になってくるのでカロリー消費が落ちるのだろう。四六時中動き回っている子供を見ていると、あれだけ動いていればカロリー消費が多い事も納得ができる。

ということで、カロリー消費を諦めるなら、そもそも摂取カロリーを減らすしか無い。食事を減らすしかないのだ。だが、この食事を減らすという事は、多くの人々が苦手とする事だ。

自分も食事を減らすという事を苦手とする一人である。しかし、最近、ある事に気がついてから比較的我慢することができるようになった。このコペルニクス的発想はとても大事である。

もし、あなたがダイエットにつまずいていたり、ダイエットがなかなか思うように行かないと思っているなら是非試してもらいたい。

それは、ダイエットの敵は空腹ではないという事だ。

結論から言えば、ダイエットの敵は食べたいという欲求だということ。空腹と食べたいという欲求は同じではないか?と思うかもしれない。しかし、これは全く違う。

例えば、大好きなドーナツでも、焼き鳥でも、なんでも自分の好きな物を想像して見るといい。いつも食べているドーナツはハニーチュロのような砂糖たっぷりのさっくりしたドーナツなのか、あるいは、脂ののった鶏モモに甘ダレをつけてちょっと焦げ目のついた焼きたての焼き鳥かもしれない。カリカリに焼いた鶏皮に塩をふったものかもしれない。

または、お腹が一杯になると食べたくなるものもある。アイスクリームやケーキなどのデザートだ。冷たいアイスクリームにラズベリーの酸味がアクセントになったハーゲンダッツのアイスクリームは最高においしい。空腹など関係ない。むしろ、お腹が一杯の時に食べたい。

お酒を飲む人は、飲んだ後にラーメンが食べたくなるらしい。それはジューシーなチャーシューに太い縮れ麺がからんだ味噌ラーメンかもしれない。

それを食べた記憶、それが具体的であればある程、食欲が刺激される。

よくよく思い出してみると、食べたいものがあって、それが食べたくなるだけで、決して空腹だからではないということだ。つまりダイエットの苦しみというのは空腹ではない。それを混同するから、ダイエットを諦めた人は、空腹を満たす為ではなく、食べたかったものが食べられなかった欲求を果たそうとリバウンドに走る

ということは、ダイエットをしようと思ったら、食べたくないものは一切食べない。食べたいものに集中して、それを1日1回は必ず食べるという事を実行すればいい。要するに、お腹は思った程減らないのだ。しかし、コンビニやデパ地下や飲食街などを歩いて、実際の好物を目にしたり、香りを嗅いだりして、食べたいと欲求が刺激されるのだ。食べたい=空腹ではない。


食べたい時に食べ、お腹が膨れたらすぐに食べるの止める。これで体重が落ちる

食べたいものを食べれば欲求は収まる。思った以上に満足感が得られる。対して、ダイエット中の人は食べたいものを諦める。空腹は満たされるが、食欲は満たされない。

カロリーを減らして、食べたくないものを食べる。カロリーが減って、食べる量を減らして、空腹を満たすが、欲求は満たされていない。それより、食べたいものを食べて欲求を見たし、他に食べるものを減らす努力をするのだ。

自分の場合は、夕食に好きなものを食べる。一日の始めからそれを考え、それを楽しみに朝食を抜き、お腹がすいたら最低限の昼食をとる。それも出来るだけ食べたいものを食べる。ただし、量は控える。そして、夕食に思いっきり好きなものを食べる。

こうしてわずかの間に3キロの減量に成功した。好きなものを食べているから、反動によるリバウンドも無い。

しかし、この作戦もたまに失敗する事がある。それが今日だ。夜に子供が食べたいと言ったお好み焼きを食べた。これには正直、自分の欲求が満たされた訳ではない。

そこで、前から一度食べてみたいと思っていた天ぷらうどんのカップ麺が目に入る。これは食欲というより好奇心かもしれない。何故なら、それは一度も食べた事がないからだ。そして空腹でない事も自覚している。でも食べたいのだ。好きなものを食べていないという不満の裏返しなのかもしれない。目に入る場所に置いていたのも間違いだ。見なければ決して食べてみようとは思わなかったはずだ。

そして、夜の12時、好奇心という欲求に自分は負けた。

思った以上にコシのある麺は、インスタントとは思えなくらいおいしかった。天ぷらも玉ねぎが入っていておいしかった。玉ねぎは天ぷらにするとどうしてこれほどおいしくなるのか。熱を通した玉ねぎは甘く、そしてとても食感がいい。とても満足した。この満足感を持続して、明日の朝はできるだけ我慢するとしよう。

鬼かき揚げという言葉に惹かれる

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