疲れには、食べ物にビタミンB郡、鉄分を一緒にとると見事に解消する

疲れたときの食べ物は、甘いものがいいと言われます。即効性のあるエネルギーの元になる糖質、炭水化物と呼ばれるものです。

しかし、甘いものをエネルギーに換えるにはビタミンB1という栄養素が必要になります。

ビタミンB1は体の中で作られませんので、食事などから摂る必要があります。甘いものをたくさんとっても、体の中にビタミンB1がなければ、そのエネルギーは作られずに脂肪として体に溜まるだけになります

あまり食べていないのに体重が増え、おまけにエネルギー不足で疲れがたまっていきます。

この記事は、疲れに効果的な食べものには何が重要かということについてまとめてあります。

この記事を最後まで読む事で、疲れを解消する食ベ物の取り方がわかり、疲れしらずの生活を手に入れる事が出来るようになります。

疲れを解消するには、食べ物にビタミンB郡を含むものを一緒に摂ると効果がよくわかる

夏バテのような体調不良は誰もが経験したことがあるかもしれません。疲れの原因は、この夏バテの解消がヒントになります。仕事の疲れや勉強疲れ、残業などでだるさが残ったときは、食べ物を工夫する事で解消できます。

夏バテには全身の疲れや、だるい、身体の倦怠感、食欲不振といった症状がでます。

夏のような暑い時は、のど越しのよいうどんや素麺、あっさりした食べ物が食べたくなります。冷たいジュースやアイスクリームもたくさん食べたくなります。

夏は果物も種類が豊富ですから、果物もたくさん食べる機会が増えると思います。ぶどうに梨、桃やマンゴーなどおいしそうな果物があります。

そうしたうどんやそば、ソーメンなどの食べ物や、ジュースやアイスクリーム、果物には炭水化物である糖質が沢山含まれています。実は、その糖質の取り過ぎが夏バテの原因なのです。

しかし、糖質のような甘いものは夏バテのように疲れた時に、即効性のある食べ物だと聞いたことがあると思います。一体どちらが正しいのでしょう。

実は、どちらも正しいのです。甘いもの、つまり糖質の多いものはいち早く体の中でエネルギーになりますから、疲れた時にはとても有効です。

エネルギーが不足した低血糖時にはブドウ糖のような甘いものが有効です。

しかし、糖質がエネルギーに変わるには、他にも必要な栄養素があります。それがビタミンB1です。ビタミンB1は体内で生成できませんので、食べ物などから摂らなければ不足してしまいます。

糖質を沢山摂ると、このビタミンB1がエネルギーを生成するためにたくさん利用されますので、体内のビタミンB1を使い切ってしまい、不足してしまいます。

ビタミンB1が不足するとどうなるかというと、糖質はエネルギーになりませんから内臓脂肪や、皮下脂肪、あるいは脂肪肝として溜まってしまいます。

エネルギーがあるのに、使われずに脂肪になってしまい、おまけに体はエネルギー不足で動けなくなります。これが倦怠感や疲れとなって現れるのです。

参考 夏ばて予防のビタミンB1摂取 医療法人 高見台クリニック

そのため、糖質をたくさん摂るときには、ビタミンB1を一緒に摂る必要があるのです。

よく夏バテにうなぎの蒲焼がいいといいますが、これはビタミンB1が多く含まれているからです。糖質である白いご飯、ビタミンB1を多く含んだうなぎは、とても理にかなった食事なのです。

倦怠感や疲れの原因は、糖質とビタミンB1の不足によるものであると覚えておきましょう。どちらか一方では疲れを解消する食べ物とはなりません。

ビタミンB1をサプリなどで摂る場合は、ビタミンB6、ビタミンB12など、ビタミンB郡と呼ばれるサプリをとると脂肪やタンパク質の吸収も同時によくなります。

ビタミンB郡のサプリを食事と一緒か、食後にとるのがいいでしょう。

ビタミンB郡のサプリメント

個人的にお薦めなのは、玄米胚芽です。きな粉のような味わいでヨーグルトやアイスクリームに混ぜてもおいしく食べられます。

玄米胚芽

ビタミンB1のような水溶性のビタミンは、体の外に出てしまうのが早いので、1日に必要な量を食事の回数に分けて、食事と一緒に飲む方とエネルギーが効率的に作られて疲れが解消されやすくなります。

参考 代謝を活発に! 脂肪を溜めない食べ合わせ:タニタ 健康・ダイエットBOOK

ガソリンが満タンの車でも燃費が悪いと、たいした距離を走りません。ビタミンB郡の栄養が足りている体は、わずかな燃料でもスイスイ走る燃費のいい車のようなものです。

スポーツや運動の疲れに効く食べ物は、エネルギーと一緒に失われたビタミンB郡、汗で失った鉄分を一緒に摂ると効果がよくわかる

夏バテは、糖質の取り過ぎで、体の中のビタミンB1を使い切ってしまい、糖質をとってもエネルギーに変換されないというのが原因でした。

激しい運動や、トレーニングで疲れがでるのは、ビタミンB1の不足だけでなく、エネルギーそのものも使い切ってしまいます。

スポーツなどでつかう即効性のあるエネルギーは糖質から作られるグリコーゲンと呼ばれるものですが、それは筋肉と肝臓に溜められていて、体重が60kgの人でもわずか300g程度しか貯蔵できません。

そのため、即効性のエネルギーである糖質を補うことが疲労の回復になります。しかしビタミンB郡を同時に取らないと、糖質はエネルギーに換わりません。エネルギーが不足したままでは疲れは解消しません。

また、運動をするために一定の時間、エネルギーを作り続けるためには、酸素が必要になります。カロリーを燃焼するといいますが、まさしく燃焼には酸素が必要なのです。

そして忘れがちなのが、このカロリー燃焼に必要な酸素の供給に重要な役割を果たす鉄分です。

酸素を供給するのに重要な役割を果たしているのが血液中のヘモグロビンといわれるものですが、このヘモグロビンを構成するものの一つが鉄分なのです。

鉄分が不足すると、このヘモグロビンは生成されません。

鉄分は汗やおしっこから体の外に出ますので、スポーツをする人は鉄分を含むミネラルが不足します。

スポーツ選手はスポーツ飲料でナトリウムなどの塩分不足は補いますが、鉄分を補給することを忘れます。こうして、スポーツ性貧血というものが起こります。

女性は生理がありますので、このスポーツ性貧血を起こす人が男性の3倍いることが分かっています。 スポーツをする人は、糖質とビタミンを同時に取ると同時に、ミネラル、特に鉄分を補給することを忘れないようにしましょう。

参考 スポーツ性貧血とは | グリコ 健康科学研究所

そうすれば燃料と酸素が十分に準備され、エネルギー不足が起こりません。その結果、疲れの解消になります。

以前は筋肉痛や疲れの原因は乳酸が原因と言われていました。乳酸は、糖質がエネルギーに換わるときに排出されますので、疲れと関係があると誤解されていました。しかし、今ではその説は否定されています。

筋肉痛の疲れは、筋肉の再生に必要なタンパク質とBCAAというアミノ酸を摂る事で解消する

筋肉痛は、筋肉が損傷し、それを回復しようと熱を持った状態です。

筋肉はたんぱく質で出来ていますので、筋肉の損傷が回復するには、そのたんぱく質が必要です。そして、このたんぱく質が合成されるのにBCAAという必須アミノ酸が関係していることが分かっています。

筋肉痛の疲れは、糖質をとっても解消しません。筋肉疲労は、筋肉損傷の軽減にともない解消して行きます。

つまり、筋肉の疲れは、筋肉の回復によって解消されると言う事です。筋肉が作られる為には、材料のタンパク質が必要です。糖質や脂質では筋肉は作られません。

その為、たんぱく質とBCAAという必須アミノ酸の組み合わせを摂取する事で、筋肉の損傷が回復し、結果的に筋肉痛の疲れなどを解消する事が出来るようになります。

筋肉痛の疲れや疲労感の解消には、たんぱく質とBCAAを摂取することで解消すると覚えておきましょう。

参考 BCAAによる筋損傷、筋疲労と筋痛の軽減|大塚製薬

BCAAは、粉末の栄養ドリンクのような形で市販されています。食品から摂るのは、結構大変です。

クエン酸とBCAAを含んだスポーツドリンク

さらに、筋肉を再生する為の労働力が必要になります。材料のタンパク質と、それを作る為の糖質などが必要になってきます。材料だけでは、筋肉は際せされません。

その為、糖質とビタミンB郡、鉄分を一緒に摂る事で、筋肉の再生に必要なエネルギー不足を解消し、疲労感はさらに解消されるでしょう。

疲れが女性に多いのは、生理による鉄分不足が原因なので、鉄分を多く含む食べ物をとることで改善できる

女性は疲れやすい人が多いです。特に生理前から疲れがでやすいという人は多いかと思います。

それは、生理による貧血が原因だからです。 貧血とは、血液中のヘモグロビンが減った状態の事をいいます。ヘモグロビンとは、血液を通じて酸素を運ぶ役割を果たします。

その為、貧血になる事で、女性の多くは酸素不足の危険が常につきまとっているといえます

ヘモグロビンは鉄分を多く含み、この鉄分と酸素が一緒になる事で血液中で酸素を運びます。女性は生理のときに、この血液を失うことで、それに含まれる鉄分も同時に失うことになります。

参考 鉄と鉄欠乏性貧血|NIPRO-ニプロ株式会社

鉄は体の中で生成されませんので、不足分は食べ物から補うことになります。しかし、不足した鉄分が食べ物から補えないと、血液中のヘモグロビンも減ってしまいます。こうして貧血を起こす事になってしまいます。

酸素不足ではカロリーの燃焼が行なわれませんので、エネルギーが消費されません。貧血の時に、動悸や息切れがするのは、正しくこの酸素不足です。血液の流れも悪くなり、結果的にむくみなどを起こしたりする事もあります。

脳に酸素が供給されないとめまいが起こり、酸素を多く供給しようと血管が広くなることで頭痛がおきます。ずきずきという痛みは、血液の流れ、つまり心臓が血液を送り込むリズムで起ります。

また、脳への酸素不足は、脳神経の症状がでることもあるので、うつ症状などが出る場合もあります。

参考 女性のうつ(鬱)の原因も栄養欠損|ウツ・慢性疲労クリニック

そして、筋肉に酸素が不足すると体がふらついたり、力が入らない、倦怠感や疲労感となって現れます。

血液検査で鉄分が足りているかはヘモグロビンの値を参考にします。しかし、鉄は体の中に血液を作る為の貯蔵分があり、そのフェリチン値というものを計らないと鉄が不足しているかは正確に分からないようです。

鉄分を取っても疲れや心の不安がとれないと言った人は、フェリチン値を計ってくれる医療機関に相談するとよいでしょう。まずは内科で受診します。

鉄分は取りすぎても体に害がありますので注意しましょう。

鉄分不足は、大腸がんや胃潰瘍、十二指腸潰瘍、子宮筋腫などでも起ります。内臓から出血などを伴い、便などから血液が不足して行くからです。

女性は便秘がちなので大腸がんになりやすいので注意が必要です。大腸がんは女性のがんのトップを占めています。子宮筋腫も女性の2割がなるといわれ、それが原因で鉄分が不足する事もあります。

疲れがとれず、鉄分不足が分かったら、そのような病気がないか疑ってみる事も必要でしょう。

参考 貧血 佐野内科ハートクリニック

酸素はカロリーを燃焼するのに必要です。エネルギーがあっても、それを消費できなければ体は動きません。 これが疲れとなって現れます。

ですから特別な病気がなく、女性で疲れを感じやすいと言う人は、食べ物に鉄分を含むものを多く摂るか、サプリメントなどで補うと、疲れやすい体質が改善されます。

産後の女性は食べ物に、出産時の出血や授乳で不足した鉄を一緒に摂ることで、体の疲れや不安障害などが起こりにくくなる

これと同じような事が産後の女性にも起ります。出産の時に、大量の血液を失いますので、鉄分不足がおこります。

産後の授乳中も、母乳を通じて鉄分が赤ちゃんに与えられますので、引き続き鉄分が不足しがちになります。

妊娠中に疲れや倦怠感を感じるのは、酸素が不足する事でカロリーが燃焼されない事が原因です。また、脳への酸素が不足してくると、情緒が不安定になるなどの症状が出てきます。

産後うつなどの症状は、生理による鉄分不足と同じく脳への酸素不足が原因と考えられます。

産後に疲れが気になるときや、情緒が不安定になっているときは鉄分を含む食べ物を多く摂る事で解消する場合があります。

鉄分は体に吸収されにくいという特徴があります。特に植物からはほとんど吸収されないともいわれています。ほうれん草などは鉄分が多いと言われますが、殆ど吸収されていない可能性もあります。

そのため、サプリメントなどで吸収性の高いヘム鉄というサプリを摂ると効率よく、体に吸収されます。

ヘム鉄は動物性の鉄分、非ヘム鉄は植物性の鉄分です。ビタミンCと一緒に摂る事で吸収がよくなるといわれています。

参考 鉄分不足による貧血|日本臓器製薬

甘いものが好きな女性の疲れは、甘いものでビタミンB1を使い切ってしまう為、ビタミンB郡の多い食べ物を摂る事で解消する

生理に関係なく疲れやすいという女性は、鉄分以外に食べ物に関係していることを疑ってください。

というのは、女性は基本的に甘いものが好きですから、糖質を沢山摂りがちです。麺類などのあっさりした食べ物、パンなども好きな人が多いでしょう。

しかし、糖質をエネルギーに換える為にはビタミンB1が必要です。甘いものをたくさん食べるとそれが不足してきますので、食べても食べてもエネルギーに変換されずに、何だか体がだるいといった事が起りがちです。

ビタミンB1をたくさん含む食べ物に豚肉などがありますが、女性は脂が多いので敬遠しがちです。そのため、ビタミンB1不足が不足しても、それを補えていない女性が多いのです。

ダイエットなどで、糖質そのものを制限する女性も多いかと思います。体を動かすエネルギーなるのは糖質か脂質で、タンパク質は直接エネルギーになりません。

糖質や脂質が不足すると、体の中でエネルギーが作られませんので、極端なダイエットをすると疲れやすくなり、倦怠感もでてきます。

それに加えて、ダイエット食にはビタミンB郡の栄養が不足している事が多いので、食べ物がエネルギーになる効率も悪くなります。

その為に、甘いものが好きな人やダイエットを行なっている人は、ビタミンB1が不足しないようにサプリなどで補うと疲れが溜まりません。

特にダイエットを頑張っている女性は、疲れたら糖質とビタミンB郡を一緒に取りましょう。甘いものを少しとビタミンB1を一緒に摂ってもいいでしょう。

さらに、女性に不足しがちな鉄分も補うと、体に酸素が十分に行き渡りますので、エネルギーがしっかりと消費され、疲労感が改善されます。

男性に疲れやストレスが多いのは、お酒の飲み過ぎで、ビタミンB1が不足するから

男性で疲れやすい、仕事などでストレスが溜まりやすい、睡眠不足といった症状が多い人は、お酒やアルコールなどを取り過ぎていないか考えてみましょう。

アルコールは糖質を発酵させて作るので、糖質が沢山含まれています。ワインはブドウ、日本酒はお米、ビールは麦芽で、どれも糖質が多いものです。

糖質を沢山摂ると、体の中で、糖質をエネルギーに変えるために使われるビタミンB1が不足します。ビタミンB1が不足した状態では、糖質をいくら摂ってもエネルギーに換わりません。

エネルギーにならなければ、それらは脂肪となって体に溜まりす。お酒のみの人のお腹がタプタプしているのは、ビールがエネルギーにならずに脂肪になるからです。

おまけに疲れがたまり、倦怠感などの症状が伴います。食べても力が出ない、という症状が出るのです。

そうならない為には、お酒と一緒にビタミンB1をはじめとするビタミンB郡を多く含む食べ物を一緒に摂りましょう。

また、お酒の飲み過ぎは、肝臓を悪くします。アルコールは毒素として肝臓が処理するからです。

肝臓の機能は、炭水化物やタンパク質、脂肪などをエネルギーにかえることです。肝臓の機能が衰えると、エネルギーの生成が上手くいきません。

アルコール依存症の人は、ビタミンB1の不足と肝臓の機能低下によって、深刻なエネルギー不足となり、糖質を唯一のエネルギー源とする脳に栄養がいきません。

意識障害、歩行障害、目が泳ぐなどの症状がでます。これをウェルニッケ・コルサコフ症候群といいます。

ヨーロッパではお酒をよく飲む習慣があるため、この症状の人がたくさんいるといわれています。

参考 久里浜医療センター| ウェルニッケ・コルサコフ症候群

お酒を沢山飲む人で疲れが溜まりやすいという人は、まず、肝臓を休ませるために、アルコールを控えます。

そして、不足しがちなビタミンB1をはじめとするビタミンB郡を含む食べ物を多く摂るか、サプリメントなどで補うとエネルギー不足が解消され、疲れも翌日に持ち越しません。

妊娠中の女性、妊婦さんの疲れは、お腹の赤ちゃんが栄養を横取りしてしまうからで、エネルギーを作るビタミンB郡と鉄分を食べ物で摂る事で解消する

妊娠中の女性の12人に1人が妊娠糖尿病になることはご存知でしょうか。妊娠中に限って、糖尿病患者と同じように、血糖値が下がらない症状が起きます。

通常の糖尿病患者は、インスリンというホルモンがでないことで、血液中のエネルギーを取り込む事ができません。しかし、妊娠糖尿病の妊婦さんは、インスリンというホルモンがでているのに、血液中のエネルギーを取り込む事ができません。

これは、インスリンというホルモンの働きとは反対の働きをするホルモンが胎盤から出て、お腹の中の赤ちゃんに栄養を取り込もうとするからです。

つまり、お腹の赤ちゃんが、お母さんのエネルギーを横取りするのです。この為、妊婦さんはエネルギーを上手く取り込む事が出来ない為に、疲れを感じたりします。

バランスのよい食事を心がけても、それがエネルギーにならないと体に残ったままになります。血液中に糖や脂肪が溶け出したまま利用されないと赤ちゃんに悪い影響を与えます。

糖質をエネルギーに代えるにはビタミンB1が必要です。タンパク質の代謝にはビタミンB2、脂質の代謝にはビタミンB6が必要です。つまり、ビタミンB郡と呼ばれるものをきちんと摂る事で、食べ物を効率よくエネルギーに換える事ができるのです。

本来は余ったエネルギーは脂肪として蓄えられますが、妊娠中は、それが赤ちゃんの栄養になります。その赤ちゃんに栄養がいってもエネルギーが余ると、それが血液中に残った状態になります。

これが妊娠糖尿病といわれる症状です。

これを解消する為に、ビタミンB郡の栄養を多めにとりましょう。

また、妊娠中は血液も増えますので、鉄分が妊娠前より多く必要になります。それと同時に鉄分が赤ちゃんの栄養にとられてしまいますので、さらに鉄分の不足が起りがちになります。

鉄分の不足は、血液中のヘモグロビンの減少につながり、体の中の酸素が不足し、酸欠状態になります。脳へ酸素が送られないと、うつや不安障害などが起ります。

また、赤ちゃんの健康にも大きな影響を与えてしまいます。そうならない為にも、ビタミンB郡と鉄分の多い食事、もしくはサプリメントなで補うようにしましょう。

そうすることで、体の中の栄養が効率よくエネルギーに換わり、疲れや倦怠感も解消されます。さらに血液中の糖や脂質もエネルギーとして消費されれば、血糖値も上がらずに妊娠糖尿病などの症状も起りません。

また、酸素が体の隅々にまで行き渡り、産後の不安定な精神状態も解消されます。

不眠や寝不足による疲れは、食べ物より、いびきや呼吸の乱れによる酸素不足を改善する事で解消する

不眠や寝不足は色々な原因があると考えられますが、睡眠時無呼吸症候群や、その予備軍の可能性はないでしょうか。

特に肥満傾向がある人は、就寝中に呼吸をする際、空気の通り道が塞がってしまい、呼吸が止まってしまう事があります。

眠っている時には、自分では、呼吸が止まっていたり、呼吸が上手くいっていないと言う事は分かりません。

他にも、鼻の持病などがあることで

鼻呼吸が上手く出来ずに、睡眠時の呼吸が上手くいかない事もあります。

睡眠時に呼吸が上手くいかないのは、ストローで呼吸をするのと同じで、普通の呼吸に比べて最大4倍の労力を使うと言います。

本来なら就寝中にエネルギーの充填が行なわれるべき時に、呼吸で余計なエネルギーを使ってしまい、エネルギーの補充が上手くいかないと言う事になります。

また、その肝心のエネルギーも酸素不足の為に効率的に生産されないという事も起ります。

睡眠時無呼吸症候群の治療は、CPAP治療と呼ばれ、保険が適用されます。就寝中に酸素マスクをする事で酸素不足を解消します。世界的にも認められた治療法で、多くの効果を上げています。

参考 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療について 医療法人社団 新洋和会

寝ても疲れが取れない、という人は、睡眠時無呼吸症候群や、鼻の通りをよくする鼻腔拡張テープなどを使って眠る事で解消する事もあります。

鼻腔拡張ストレッチャー鼻腔拡張テープ

尚、鼻の通りをよくするスプレーは、長期的に使う事で、鼻づまりを慢性化させますので、使ってはいけません。また、一時的に血管を収縮させる作用しかありませんので、4時間程で再び鼻の通りは元に戻ってしまう為、就寝時には使えません。

ビタミンB郡、鉄分を多く含む食品

ビタミンB郡とは、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンの8種の総称です。

ビタミンB郡は水溶性なので、簡単に体の外にでてしまいます。その為、サプリメントで摂る場合は、できるだけ食事の回数に分けて摂取すると効果的です。

また、ビタミンB郡は、摂りすぎても健康被害はでませんので、多めにとっても問題ないでしょう。成人の推奨量より多くのビタミンBを必要とする体質の人もいるようです。様子を見ながら量を調整してみましょう。

鉄分については、過剰摂取は体に害がありますので、一日の推奨量を守るようにしましょう。

ビタミンB1を多く含む食品  ….. 豚肉、うなぎ、たらこ、ナッツ類
ビタミンB2を多く含む食品 ….. 豚レバー、鶏レバー、牛レバー、うなぎ、牛乳
ナイアシンを多く含む食品 ….. たらこ、かつお、レバー類、びんながまぐろ、落花生
パントテン酸を多く含む食品 ….. レバー類、鶏もも肉、にじます、子持ちがれい、納豆
ビタミンB6を多く含む食品 ….. かつお、まぐろ、牛レバー、さんま、バナナ
ビタミンB12を多く含む食品 ….. 牛レバー、鶏レバー、カキ、さんま、あさり、にしん
葉酸を多く含む食品 ….. 菜の花、枝豆、ほうれん草、からし菜、レバー類
鉄分を多く含む食品 ….. 乾燥ひじき、昆布佃煮、煮干し、干しアミ、豚肝臓、焼きのり、しじみ

参考 食品成分ランキング – 食品成分データベース – 文部科学省

ビタミンB郡や鉄分を多く含むレシピはこちらのサイトなどを参考にしてみましょう。

参考 ビタミンB郡のレシピ クックパッド

参考 鉄分たっぷりレシピ クックパッド

疲れに効果的な食事のまとめ

  • すぐに疲れを解消する食事は、ビタミンB郡と鉄分を含んだ食事を摂るか、不足分をサプリメントなどは効果を実感できる
  • スポーツの後の疲れは、糖質とビタミンB郡、鉄分とミネラルを多く含む食事、もしくは不足分をサプリメントなどで補う事で解消する。
  • 筋肉痛などの疲れは、タンパク質とBCAAを同時に摂る事で解消する。
  • 女性の生理による疲れは、鉄分を多く含む食事、またはサプリメントで補うことで解消する。
  • 甘いものが好きな人、糖質などの炭水化物の食事が多い人は、食事と一緒にビタミンB郡のサプリメントなどを同時に飲む事で疲れが解消する。
  • 妊婦さんの疲れを解消する食べ物は、ビタミンB郡と鉄分を豊富に含む食事、もしくはサプリメントを同時に摂る。
  • 寝ても疲れが取れない人は、睡眠時の呼吸を改善することで疲れがとれる。

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