嘔吐で白い泡が出た妊婦や子供は、胃を休めて水分をとればよくなる

嘔吐で泡が出たという人は意外と多いようです。我が家ではママが妊婦の時に、つわりでよく嘔吐して泡が出た、と話していました。

犬や猫ではよく聞きますが、嘔吐で泡が出ると言うのは、人間ではなじみが薄いかもしれません。

つわりの時は、母親は自分の赤ちゃんが心配になりますから、無理してでも食べようとします。でも、つわりが酷いと食べたものを全部吐いてしまいます。そして、最後に白い泡状のようなものがモコモコとでてきます。

ママも言っていましたが、嘔吐して泡まで出ると楽になったそうです。もう吐く物がなくなったというサインのようです。

嘔吐で白い泡が出ると、毒でも飲んだのかという気になる人もいます。テレビでよく見かけるシーンです。

しかし、心配は要りません。その白い泡の正体は胃液なのです。多くのお母さんが経験があると思いますが、胃の中が空っぽになるまで吐いたと言う事です。

小さい子供も同じように白い泡を嘔吐する事があります。それも胃液である可能性が高いです。どちらにしてもそれほど心配する事ではありませんが、胃液が出てしまう原因によっては注意が必要です。

この記事を読むと、嘔吐で泡を吐いた時に、何に気をつけたらいいかを理解する事ができます。

この記事を読む事で、白い泡を嘔吐した時にはどのようにすべきかと言う事がわかり、白い泡の嘔吐が出ないようにするには、どうしたらよいかと言う事がわかります。

つわりなどで白い泡を嘔吐した時には、1時間程安静にして、脱水症状が起らないよう水分補給をする

女性が妊娠すると、体の中でホルモンバランスが崩れます。お腹の中の赤ちゃんが出すホルモンと、元から体の中にあるホルモンが喧嘩をするからです。

その体表的な症状が嘔吐で、ホルモンバランスが崩れる事で、胃腸などが調子を崩し、食べ物が上手に消化できなくなったりします。

胃液を嘔吐した直後は、胃腸が正常に機能していません。正常に機能していない為、胃は何も受け付けようとせず、胃液を嘔吐してしまうのです。

そんな状態の時に、胃に再び水や食べ物が入ると、自分自身の修復が出来ていないために再び嘔吐してしまいます。

1時間程、胃を休めてやる事で、胃は自分自身の修復に専念できます。胃が正常になって、少しずつ水などをとっていきます。

妊婦さんが嘔吐した場合の対応の原則は、水分不足と栄養不足を起こさない事です。

栄養不足については、妊婦さんは十分に分かっている事だと思います。赤ちゃんに十分な栄養が届くように、回数を分けて少量ずつ、胃を休めながら食事などをとりましょう。

とにかく、食べられる時に食べられるだけ食べるということが大事です。

そして、妊娠中のつわりで嘔吐して気をつける事といえば、むしろ脱水症状です。多くの妊婦さんは、自分が脱水症状を起こしている事になかなか気がつかない場合があります。

人間の体内の6割が体液だと言われています。血液や唾液、消化液など、体の中で栄養を運んだりするのに重要な役割を果たしています。

この体液が不足すると、血液の流れが悪くなったり、とにかく栄養が体の隅々まで届かなくなります。胃液を吐くくらい胃腸が弱っているので、出来るだけ早く回復する為にも、なくしてしまった水分と電解質を体に補ってやる事が必要です。

妊娠悪阻(にんしんおそ)と呼ばれる、嘔吐を繰り返すようなひどいつわりでも、失われた水分とミネラル(電解質)を点滴で補う事でほぼ解消されるといわれています。嘔吐を繰り返す妊婦さんで、病院で点滴を受けた話しはよく聞くと思います。

参考 妊娠悪阻にまつわる諸問題 – 日本産科婦人科学会(PDF))

しかし、胃液を嘔吐した直後に、水や食べ物をとっても、再び嘔吐を繰り返してしまいます。

そうすると、さらに水分と電解質が体の外に出てしまい、脱水症状がひどくなってしまいます。そうならない為にも、泡が出るくらいまで嘔吐した直後は、1時間程、胃を休めるようにします。

もし、激しい嘔吐を繰り返し、どうしても食べ物も水分も十分にとる事が出来ないとなったらすぐに医師に相談しましょう。点滴や輸血などで症状を回復する方法もあります。

白い泡を嘔吐した後、脱水症状を改善した後も吐き気が続く場合は、ビタミンB1などのサプリを飲むと嘔吐が治まってくる

妊娠中のつわりがあまりにひどい場合は、病院でも治療をする事があります。つわりの程度が悪化すると妊娠悪阻(にんしんおそ)と診断されます。

妊娠中は、お母さんが口にした栄養は、お母さんに吸収されないように胎盤からホルモンが出されます。その栄養を赤ちゃんに使う為です。

お母さんは自分の身を削りながら、赤ちゃんに栄養を与える訳です。単純に考えれば、お母さんと赤ちゃんの二人分の栄養が必要ですが、それが足りていない可能性があります。

つわりの症状は、倦怠感や食欲不振、吐き気などがありますが、その症状は夏バテの症状と同じです。実は、夏バテと言うのは、あっさりしたうどんやジュース、アイスクリームなど炭水化物(糖質)を摂りすぎる事で、ビタミンB1が不足してしまう事によって起ります。

参考 夏ばて予防のビタミンB1摂取 高見台クリニック

ビタミンB1という栄養素は、糖質をエネルギーに換える為に必要な栄養素です。糖質を多く取ると、それをエネルギーに換える為にビタミンB1を使い切ってしまうのです。

糖質以外にもタンパク質、脂質、いずれの栄養素もエネルギーに換わる為にはビタミンB1が必要です。

ビタミンB1が不足すると、体の中にエネルギーの元があるのに、それがエネルギーに換わらない為に、エネルギー不足になります。それが倦怠感や食欲不振となって起ります。食べても食べても、ちっとも力が出ないと言う事が起るのです。

妊娠をすると、同じようにこのビタミンB1が不足してしまいます。何故なら、赤ちゃんとお母さんの二人分のエネルギーを必要とする為、エネルギーに換える為のビタミンB1も二人分が必要になるからです。

ビタミンB1は、玄米、豚肉などに多く含まれますが、お母さんは妊娠してから、そういった食べ物を多くは摂っていないと思います。

暑い日に、ちょっとうどんや甘い物をたくさん食べただけで夏バテになるくらいですから、妊娠したら二人分のエネルギーを作る為に、あっという間にビタミンB1が不足してしまいます。

ビタミンB1は水溶性で、汗やおしっこ、嘔吐などで水分が失われても体からなくなってしまいます。また、ビタミンCと同じく、体の中で合成されない水溶性のビタミンの一つで、必ず食事などから摂る必要があります。

その為、妊娠悪阻の症状がひどい時に対応は、まずは点滴で電解質を補うことで脱水症状を改善し、次にビタミンB1を投与するという流れになります。

ビタミンB1欠乏症は、ウェルニッケ・コルサコフ症候群と呼ばれます。つわりがひどく、嘔吐などによる脱水症状が続くと、ビタミンB1の不足を招くと言う事が多いために、そのような対応をとります。

参考 妊娠悪阻にまつわる諸問題 – 日本産科婦人科学会(PDF)

白い泡が出るくらいの嘔吐、つまり胃液が出るくらいの嘔吐は、夏バテの初期と同じように、電解質を含むミネラル水を飲む事で治まります。

それでも治まらない時には、夏バテの解消と同じように、ビタミンB1を多めに摂る事で、治まってきます。ビタミンB1のサプリメントも安価で購入できますので、サプリメントで摂るのが簡単です。

辛いつわりに苦しむお母さんは、是非、一度試してみてください。ビタミンB1は水溶性ですので、多く摂りすぎても体の外におしっこなどで出てしまいます。つまり、摂り過ぎによる健康被害の心配はありません。

ビタミンB1を含むビタミンB郡のサプリメント

子供が嘔吐で白い泡を吐いて、発熱があればウイルス感染などを疑い、医師の診断を受ける

子供や赤ちゃんの嘔吐は、必ずしも病気と言う事ではありません。特に赤ちゃんは胃の調子とは関係なく、呼吸が上手くいかないだけでミルクや母乳が飲み込めずに吐いてしまう事もあります。

もし嘔吐したものが白い泡状のものであればそれは胃液です。胃液というと少し驚くかもしれませんが、病気でなくとも、一時的に胃の調子が悪くなって胃液を吐く事がない訳ではありません。

それよりも、突然、嘔吐などの症状があれば、ウイルスなどの感染による胃腸炎などを疑います。胃腸炎を起こす代表的なウイルスは、ロタウイルスなどです。プールで感染するアデノウイルスなどは胃腸に感染すると嘔吐や下痢などが起ります。

通常、ウイルスや細菌に感染すると発熱します。体温を測って、熱があれば何らかのウイルス性の病気を疑って医師の診察を受けましょう。

参考 小児科診察室から 独立行政法人国立病院機構新潟病院

熱がなければ、その他の原因が考えられますが、嘔吐が繰り返し起らなければ問題ないと考えていいでしょう。

白い泡を吐いたら、とにかくまず、胃を1時間程度休めることです。

子供の場合は、なかなか我慢できないので、他の事で気を紛らわすなどして、とにかく胃を休めるようにします。

参考 医療法人社団仁愛会青い鳥クリニック 嘔吐・下痢の対処法

そして、どの場合についても子供は脱水症状を起こしやすいので必ず水分補給、ミネラル補給を忘れない事です。脱水症状は冬でも熱中症のような症状を起こす事があるからです。

脱水症状が進むと発熱などの症状がでるので、必ずミネラルを含んだ水を飲む事

嘔吐などで水分が体から出てしまうと、同時に塩分も失われます。塩分とはミネラルのことです。スポーツの後にスポーツドリンクを飲むのは、水分と同時にミネラルも補給する為です。

ですから、脱水症状には水分と同時にミネラル(塩分)を同時に取るようにしましょう。

水分だけを取るとどうなるかというと、体の塩分濃度が薄くなります。体は塩分濃度が薄くなると、脳が水はもういらないという命令を出してしまいます。

すると、水分が足りていないのに、体が勘違いして、汗や尿などで、体から水分を出そうとします。すると、水分を補給しても脱水症状が収まらないのです。

体から水分がでると、体の体温が上がるといわれています。ですからつわりで嘔吐を繰り返したり、子供でも泡が出るくらいまで嘔吐すると発熱を伴う事が多くなります。

参考 かくれ脱水Journal 生命の水・体液の「4つの役割」を知っておく

では、水分を補給する上で注意点はないのでしょうか?

それは、水分とともにミネラルを補給することを忘れないようにすることです。

我が家では、ママがつわりで嘔吐を繰り返していた時は、水分と飴を同時になめていました。飴は糖分と塩分が含まれているもので、バランスを取っていました。

空腹と塩分を補給し、別に炭酸水を飲むとスッキリしたそうです。

後から知りましたが、それはとても理にかなった方法であったようです。

水分とミネラルを同時に補給するミネラル水の作り方

公益財団法人の日本スポーツ協会のホームページには、熱中症を防ぐ為に、水分と塩分を補給しましょうと書いてあります。

具体的な水分補給の為のドリンクは「経口補水液」(けいこうほすいえき)と呼ばれます。材料は水と塩と砂糖だけで、家庭にある材料で出来てしまいます。

家庭で簡単に出来ますが、脱水症状の治療に使われるくらい間違いのないもので、点滴に使われる輸液とほぼ同じものです。

ただし、心臓病、腎臓病、高血圧などで塩分を控えている人には影響が大きいので、かかりつけの医師に、まずは相談してください。

作り方は、1リットルの水に3グラムの食塩と20グラムから40グラムの砂糖をいれるだけです。好みによってレモン水などを入れます。

食塩3グラムは、小さじ2分の1です。

砂糖の20グラムから40グラムは、大さじ2杯から4杯強です。

参考 かくれ脱水Journal 経口補水液の作り方

つわりだけでなく、子供の発熱にも効果があります。子供は脱水症状に気がつきにくいです。解熱剤が飲めない子供の場合、経口補水液で熱が下がる事がよくあります。

ただ、味が少ししょっぱいので、子供が飲みやすいように味を加えるなどしてアレンジした方がいい場合もあります。

冷たくすると飲みやすくなるので、あらかじめ作ったものを冷やしておくのもいいと思います。

経口補水液を作るのが面倒な場合は、オーエスワンというものが市販もされていますのでストックしておくのもいいでしょう。我が家では、ゼリータイプを常備しています。

この商品は、病院などでも売られている非常に信頼の高いものです。

経口補水液OS-1

嘔吐で泡が出た時のまとめ

  1. つわりの時の嘔吐で泡が出たら、胃液が出たと考える。心配なら医師に相談する。
  2. 胃液が出るまで嘔吐したら、1時間ほど胃腸を休ませ、脱水症状を予防する為にミネラル(塩分)を含んだ電解質のミネラル水を摂る。
  3. ミネラル水を飲んでも嘔吐が改善しなければ、ビタミンB1をサプリメントなどで摂る。
  4. 子供が嘔吐で白い泡や泡状の物を嘔吐しても、同様に胃を休めて、水分を摂るようにする。
  5. 子供が嘔吐後、水分とミネラルを補給しても、熱がある場合は、ウイルス性の胃炎を疑い医師の診断を受ける。
  6. 脱水症状を改善するには、経口補水液を作って飲んでもよい。

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