多動力 堀江 貴文 -上司に恵まれていないと感じたら読む本

「多動力」という本が結構話題になっていて読んでみた。

中身は、ある程度仕事ができる人なら共感する事も多い内容だと思うが
本当にこの本をお薦めしたいのは次のような人だ。

  • 上司に恵まれていないと感じている人
  • 真面目に生きてきて息苦しくなった人
  • 職人になろうとして、挫折しそうになっている人

これらの人は、この本を読んで救われるかもしれない。
良くも悪くも、既成概念や固定観念で
自分自身をがんじがらめにしているひとは
この本を読む事によって、
そこから解放されるきっかけをつかむ事が出来るかもしれない。

上司がダメだと思ったら、この本を読んで気分をスッキリさせる

「電話をしてくる人とは仕事をしない」と堀江氏は書いている。

これは、多いに納得できた。
メールは自分の好きな時に読んで返事をすればいい。
だが、電話は、かかってきたら出なければいけない。

要は、自分の仕事を邪魔されていると考える訳だ。

これと似たような事は、無能な上司をもつことで起る。

本来、上司というものは、コーチのような役割をすべきだと思う。
しかし、自分の仕事の代わりに部下を使ったり
自分の都合で、部下の時間を邪魔したりする人がいる。

つまり、会社の仕事の効率が悪いのは
上司の責任である場合が少なからずある。

こういうことを成功者目線で指摘してくれる本は少ない。
だから、この本を読んで怒る人がたくさんいるのだと思う。
Amazonのレビューが感情的なものが多いのはこれが理由のような気がする。

もし、あなたが上司に恵まれていないと感じたら
あなたがいけないのか、それとも上司がいけないのか
それを判断する材料がこの本には多く書かれている。

もちろん、これは堀江氏の価値観だが
読んで納得できるのであれば
それは堀江氏と同じ価値観を持つという事だ。

自分の価値観にあった会社を求めて
さっさと会社を辞めるきっかけにでもすればいいと思う。

そして、その共感に従って
自分の仕事が十分にできる環境を求めて転職なり考えるべきだ。

その先には光明が見えてくるかもしれない。

真面目に生きてきて息苦しくなったら、この本を読んで安心する


自分はどうも周りと合わないとか
真面目に生きてきたが、多くの人の価値観に合わせるのが辛い
というような生きにくさを感じる人は少なくないと思う。

小さい頃にそのような感情を抱くと不登校になる。
もう少し成長してから、そのような感情を抱くと引きこもりになる。

だが、安心して欲しい。
多くの人が批判的に堀江氏をたたいたりするが
彼はように立派に生き抜く事ができている。

考え方次第で、あなたは人生の成功者になれる可能性を秘めている。

こういう人もいるのだということは、
少数派の人には心強い事だろう。

かつては、エジソンやアインシュタインがそうであっただろう。
堀江氏は、お世辞までもそこまで立派な人ではない。

しかし、周りの空気が読めない、
人を平気で怒らせる人でも立派に人生を歩めるのだ。

だから、今が息苦しい人は、安心して、自分を大事にすればいい。
不登校や引きこもりになるくらいならその方が健全だと思う。

職人の修行に耐えられなくなったら、他の選択肢もある事を知る


職人さんの修行は結構厳しい。
修行というのは、親方が給料を払って、自分の技を教えるのだから
教える側からすればリスクしかない。

だから、教える側としては厳しくなるのだろう。

だが、だからといって修行する側も人間だから
あまりにも厳しく叱責をうけたりすると
それは挫折したくもなるというのが本音だろう。

実際、職人の修行で続かない人も多くいる。

だが、堀江氏によれば
Youtubeなどがあれば寿司職人の修行は要らないらしい。

理由は、今まで修行しなければ分からなかった事が
Youtubeなどで公開されているし
専門学校でも教えているから不要だということだ。

つまり、給料をもらわなければいいわけだ。
逆に受講料を払い、親切に教えてもらう方法もあるということだ。

受講料もなければ、Youtubeで学べばいい。
厳しい修行に耐える必要はないということだ。

ただし、誰もがYoutubeで学べるなら
誰でも餃子はぱりぱりでジューシーなものが焼けるし
チャーハンだってパラパラなものが出来上がる。
寿司だって一人前のものが握れるようになる。

ところがそうはいかない。

餃子の作り方はたくさんyoutubeに上がっている。
それぞれ微妙に手順が違ったりする。
その中でも、自分でも出来そうな動画をセレクトし
その通りやってみたら、上手くいったなんてあるわけがない。

それを習得するには、何度も練習しなければいけない。
そして、言葉や映像では分からなかったコツを
自分自身で発見する事が必要だ。

元プロ野球選手の落合博満さんは、あれだけの実績を残すのに
バットが手から離れなくなるまで練習をしていた、ということを
当時の監督であった稲尾和久氏が語っている。

数えきれないくらいのバットを振って
自分で三冠王になるコツをつかんだのだ。

堀江氏の言うように
卵焼きをバカみたいに何度も作らされる事はないだろう。
だが、自分で卵焼きをバカみたいに焼かなければ上手くならない。

だが、そこまでの覚悟があるなら
自分で学ぶと言う選択肢もあれば
学校で丁寧に教えてもらうと言う選択肢もある。

ただ、寿司学校を卒業しても雇ってくれる人がいるかは分からない。
修行はどこで?と聞かれてYoutubeで、と答えなくてはいけない。

だが、この時代、いきなり自分で店を出す事も不可能ではない。
そういう寿司職人がでてきてもいいかもしれない。
固定観念を持たないという事はそういうことだ。

ただ、相当な覚悟が必要だ。
Youtubeが師匠の寿司なんか喰えるか!といわれても
スルーするだけのメンタル面の強さも必要になる。

だが、心配しなくていい。
その為のメンタル面についてのアドバイスもこの本には書いてある。

良くも悪くも堀江氏のように考え、生きていくという選択肢がある

堀江氏は、様々な批判や炎上の対象になる事が多い。
だが一方、それとともにファンになってくれる人も増えてくる。
全ては、リスクとのトレードオフだ。

テレビでも炎上芸人のような人は多く
誰も見てくれないより、バカにされて、批判される方がマシ
と考える人は実のところ結構多くいる。

何故なら、人に見られる事で
好きになってくれる人も一定数でてくるからだ。
ところが、誰にも相手にされないということは全くのゼロなのだ。

だから、この本に書かれている事は
そういうリスクを取って行動するという事になる。

だが、現状の生き方に苦しんでいる人は
そもそもそんなリスクは存在しない。
現状の生き方がリスクそのものだからだ。
むしろ、この本に書いてある事をどんどん実践した方がいい。

批判されても、バカにされても
人から相手にされなくても
仕事や人生が楽になる方がずっといいからだ。

良くも悪くも、堀江氏のような考え方や生き方でも
共感してくれる人がたくさんいるのだ。

だから、あなたにはまだまだ人生の選択肢がある。
それに気づかせてくれる一冊だ。

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